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2006年 07月 06日

インド・スワラジマツダ社といすゞ自動車(株)との技術援助契約

住友商事株式会社(本社:東京都中央区、社長:岡 素之)が筆頭株主であるインド・スワラジマツダ社(本社:パンジャブ州チャンジガール市、代表者:ヤッシュ・マハジャン、以下スワラジ社)は、2006年6月30日にいすゞ自動車株式会社(本社:東京都品川区、社長:井田 義則、以下いすゞ)と中型バスの現地生産・販売に関する契約を締結いたしました。

スワラジ社は1983年の創立以来、小型トラック・バスの生産・販売事業に従事し、現在ではインド全土に約130の販売拠点を保有する中堅商用車メーカーとなっています。2005年度の総販売台数は約12,000台でインド商用車市場におけるシェアは3.4%です。インドでは昨今の経済成長に伴い自動車市場は年率10%以上のペースで拡大しており、又、道路網の整備が急速に進むことで、より高性能のトラック・バスへの需要が増大してきております。スワラジ社はいすゞから技術援助を受けることで市場のニーズに合致した新製品を市場に投入することでインドの経済発展に寄与することを目指しております。

今回のいすゞとの技術援助契約の内容は中型バスの車台の製造技術供与ですが、スワラジ社は合わせていすゞからCKD方式で部品を購入し、又、一部部品は生産開始当初からインド国内で調達する予定です。バス車体はスワラジ社にて架装の上、完成バスとしてスワラジ社の既存販売網から選別した30程度の販売拠点を通じてインド全土に販売する計画です。生産開始は2007年の予定で、販売計画は2007年には100台、2009年には1,000台へ増加を見込んでおります。

スワラジ社は、1983年にマツダ株式会社(以下マツダ)、インドのパンジャブトラクターズ、当社の3社による合弁会社として発足しました。以来、マツダからの技術援助の下、小型トラックを生産してきましたが、2004年10月にこのマツダからの技術援助は終結しました。その後、2005年8月にマツダからの要請に応える形で、当社がマツダのスワラジ社への出資持分15.6%全てを引き受け、現在の当社からの出資持分は41%となっています。今回のいすゞとスワラジ社の技術提携は中型バスを対象としていますが、当事業の進展状況を考慮しながら、いすゞ製小型トラック・バス及び中型トラックの現地生産化も検討していく予定です。

by shosha-man | 2006-07-06 15:47 | 住友商事


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