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2006年 04月 30日

フロンティアに挑む商社の力

The World Compass(三井物産戦略研究所機関誌)
2004年7-8月号掲載

社団法人日本貿易会は、2003年度の研究事業として、商社が取り組んでいる新しいタイプのビジネスモデル、新しい事業領域に関する調査・研究のために「商社とニューフロンティアビジネス」特別研究会を立ち上げ、筆者もそこに参加させていただいた。研究会の成果は『商社の新実像』と題する単行本(Amazonの紹介ページ)の形でまとめられているが(同書の構成)、以下ではそれとは別に、筆者なりの視点で、研究会を通じて得た知見をまとめてみたい。


フロンティアに見る二つの「新しさ」
研究会では、「環境」、「健康・医療・介護」、「情報・IT・メディア」、「先端技術開発」の四つの領域を、商社にとって、そして日本の社会全体にとってのニューフロンティアと位置付け、それぞれの領域における各社の案件を取り上げ、事例研究を行った。これら四つのフロンティア領域における事例を調べていくと、その多くに共通するファクターとして、二つの「新しさ」を見いだすことができた。

第一には、「新しい技術」が重要な役割を果たしているという点である。先端技術開発やITの領域はもちろん、環境関連や健康・医療・介護の領域でも、多くの事例において、ITやバイオをはじめとする「新しい技術」が課題解決や事業創造のカギとなっている。

第二は、「新しい社会制度」との関連である。経済、社会が成熟してくると、個々の企業や個人の経済活動では解決できない課題やニーズが浮かび上がってくる。環境関連や、社会保障の一環としての医療や介護はその典型である。そこに解を与えるための前提となるのが、社会全体でコストを負担するための制度的な枠組みである。商社が、最も現代的な課題の解決に取り組もうとすれば、そこに「新しい社会制度」が存在しているケースが多くなるのは必然と言える。

新しい技術と新しい社会制度とを活用して事業を立ち上げるには、従来のパターンとは異質な新しいビジネスモデルが前提となる。そこでは、商社の役割、機能にも高度化・多様化が求められる(下図参照)。次の時代における商社のプレゼンスは、それに対応できるか否かで決まってくるだろう。


二つの「新しさ」が迫る商社機能の高度化と多様化
もっとも、商社機能の高度化・多様化は、今に始まった話ではない。表面的な収益形態のバリエーションが売買差益や投資収益に限られてきたために外部からは見えにくい面があるが、商社の機能は、事業領域の広がりにともなって絶えず高度化・多様化を続けてきた。

例えば、商社の重要な使命の一つである海外からの工業原燃料の調達でも、ルートを開いて購入する機能に加えて、より安定的な供給源の確保のため、海外の鉱山や油田、ガス田を保有したり、自ら開発まで手掛けるようになってきた。輸出の方でも、プラント輸出などの場合には、単に商品を売るだけでなく、現地での建設、据付のプロセスやリスク分担のアレンジなど、より高度で幅広い機能を担うケースが増えている。


事業創造を支える三つの力
もちろん、過去の実績があるからといって、これからもそれが可能だということにはならない。しかし商社には、それぞれの時代における最先端の領域での事業創造と、自身の機能の高度化を実現していくための根源的な力が備わっていることが、研究会で行った事例研究からあらためて確認できた。

第一に挙げられるのは、事業を遂行する際のコストやリスクを負担する力、企業としての「負担力」である。商社の事業規模、資産規模は、日本経済の発展と歩調をあわせて拡大してきた。この規模自体が、より大きな事業リスクを負担するための武器となる。

事業領域の広さも、分散投資の理屈で、個々の事業でより大きなリスクを負担することを可能にする。加えて、実際に多くのビッグビジネスを立ち上げ運営してきた経験を通して、複数の事業パートナー間での複雑なリスク分担をアレンジするノウハウを積み上げてきたことも「負担力」の強化につながっている。

第二は、さまざまな国のさまざまな分野の企業や政府、公的機関との取引関係や情報を交換するネットワークと、そこに連なる企業や機関を事業に巻き込んでいく力、いわば「連携力」である。

性格の異なる幅広い相手を含むネットワークからは、ニーズや課題が持ち込まれるケースもあれば、その解決策の情報を得られるケースも、事業パートナーを求めるケースもある。そうした多彩な可能性を秘めたネットワークから、情報だけにとどまらず、現実の事業の上での「連携」を生み出していくには、それぞれにメリットが生まれるようなスキームを提示し、事業をコーディネートする力が不可欠である。豊富な事業実績を通じて蓄積された事業コーディネーターとしてのノウハウも、商社の「連携力」を構成する重要な要素である。

そして第三に、社内に積み重ねられたノウハウや内外のネットワークを活用できる商社マンたちの力、「人材力」が挙げられる。商社には、かつては「海外で仕事をしたい」、近年では「新しいビジネスを生み出したい」といった志望を抱いた挑戦的な人材が集まってきている。

そうした人材に、日々の業務を通じて、取引先が抱える問題点やニーズとその解決策を探り出す情報感度と技術、そして、問題解決を志向するマインドが育まれる。「人材力」とは、商社マン一人一人の力の集積であるが、長い目で見ると、それを育み受け継いできた企業風土、企業文化が、商社の大きな武器となっている。


変化こそが本質
技術や社会制度をはじめ、時代の変化は加速し続けている。それに応じて、商社の機能の高度化・多様化も加速していけば、商社の実態をその機能やビジネスモデルで理解することは、従来よりもさらに困難になるだろう。

経済環境が大きく変化するたびに何度となく唱えられた「商社不要論」や「商社斜陽論」の多くは、商社機能が変化を続けているという事実を見落とし、一時代前の機能の重要性が薄れたことを論拠としたものであった。近年の例では、IT革命によって仲介業者としての商社は不要になるという議論がそうだ。既に単なる仲介業者ではなくなっていた商社にとっては、IT革命はチャンスとしての意味合いの方が大きかったのである。

商社機能の変化が加速すると、これと同様の、商社の機能を見誤った議論が一段と増えるかもしれない。しかし、商社の機能がどれだけ変化しても、ここでとらえた負担力・連携力・人材力の三つの力が商社機能の根源を成すという構図は、将来にわたって変わることはないだろう。三つの力を基盤として、時代とともに機能を変え続けていく。その絶えざる変化を推し進める力にこそ、商社の不変の本質があるのではないだろうか。

by shosha-man | 2006-04-30 15:59 | 商社業界
2006年 04月 29日

~総合商社の闇~

北方領土のディーゼル発電の入札疑惑で三井物産の社員が逮捕されました。かつて辻元元議員が鈴木宗男議員を「疑惑の総合商社」と呼びましたが、今度は本物の総合商社が浮上して来ました。ニュースで「総合商社の闇」という言葉を聞き、私も2年前までは総合商社の社員であったことを思い出しました。

私が入社したのは1976年ですでに「商社冬の時代」とは言われていましたが、まだ日本経済の先兵であり、海外との取引は「ラーメンからミサイルまで」総合商社が牛耳っている時代でした。この頃を前後して、オイルショックの物不足に乗じて価格高騰狙いの在庫かくしをしたり、ロッキード事件、ダグラス・グラマン事件という昭和の大疑獄事件がおこり「悪徳商社」という言葉も流行しました。

総合商社という所は営業なら商品別に何百という組織が作られており、入社した頃なら、隣の課がどんな事で収益をあげているのか、また課内でも担当が細かく分かれていれば他人の仕事内容はほとんどわからない事もあります。離れたところの部署で起こった大事件は良きにつけ、悪しきにつけ、マスメディアで知り、びっくりする事もたびたびでした。幸い私は、全く異なる部門での営業経験、そして非営業と異動が多く、労働組合の諮問委員もやったことがあるため、社内人脈が広く、後日かなりの社内情報通にはなれましたが、デマや誹謗中傷の類でストレスがたまるのも、この業界の特徴と思います。

総合商社で機械の輸出を手がけたことのある人なら、開発途上国向けは現地の権力者とのパイプ作りが重要、そして政府の無償援助案件はおいしい、というのは伝統的な常識です。特に後者は、政府に提出する書類作りは面倒ですが、お金の回収の不安がまったくないからです。特にカントリー・リスクの高い国から多額の金額を回収するのは、一歩間違えば社運を左右してしまう可能性もあるのです。一例をあげれば、東南アジアの通貨危機以来ひっかかっている案件は各社山のようにあるはずです。

総合商社どうしは仲が悪いか、と言えばそうでもなく、業界内でいろいろなレベルでの交流が世界中でありますし、国際入札では商社連合と称して幹事会社のもと数社共同で入札することもあります。また、過去オレンジなど輸入の割当枠があった時代は自社枠を他社へ貸して儲けるということがありました。ふだんはライバルでも利益になれば手を組むという変幻自在さも一般の人から見れば闇かも知れません。

上述の悪徳商社時代に各社モラルの見直しが進められ、社内の監視制度なども行き届くようになりました。また、その後バブルの時代へ突入し、開発途上国も民主化が推し進められ、総合商社の不祥事はなくなったかのように見えました。一方、それと同時に総合商社以外の業種の海外進出や直接取引が急増し、バブルの終焉には「商社氷河期」を迎えることになります。総合商社という機能は日本特有と教えられ、その業態を誇りに思えた時代もありました。いつしか、もはや時代遅れのドメスティックな産業なのではないか、海外取引をしているから本人たちは国際化していると勘違いしているのではないか、と疑うようになったのも事実です。今回の事件は現在の総合商社の象徴でもあります。

ソース:河口容子のメールマガジン 2002.07.11

by shosha-man | 2006-04-29 17:40 | 商社業界
2006年 04月 28日

商社編



金属、機械、繊維、食品、エネルギー、資材・・・・。こうした幅広い商品を扱うのが、いわゆる商社である。三井物産、三菱商事といった大手の年商の合計は、GNPにおいても無視できないシェアを占める。ただ、各社とも不採算部門を抱えているのに加え、商社を通さず、メーカーなどが独力で輸出入を行うケースも目立ってきており、国際化のフロントランナーもまた、変革の時期を迎えている。

■仲介ビジネスはもうピーク、途上国で投資事業育成
商社といえば仲介ビジネスの時代が長らく続いた。しかし今や企業自ら輸出先の市場分析や工場移転、提携先の取り決めを行うようになってきており、商社の存在意義を問う議論はかねてから行われてきた。仲介業務の先細りは金融機関の体質改善志向とあいまって、特に財務内容が厳しい商社では資金調達を圧迫しつつある。

そこで各社は、配当で稼ぐ投資業務に乗り出しつつあり、プラントなど建設事業に関わる仲介取引だけではなく、スポンサーとして投資も行っている。アジア危機による通貨下落など直面している問題も多いが、新興諸国の潜在成長力は依然として大きい。経済基盤の整わない新興国においては依然として商社の強みを活かした産業一連のコーディネート能力に期待するむきもある。

■伸長の三国間貿易、為替、内需に無関係が魅力
先細りの感はあるとはいえ、仲介事業は今後も商社の重要な収益源であることは間違いない。現に、近年では三国間貿易の伸びが顕著である。

三国間貿易とは、たとえばアジアの支社が現地で買い入れた商品を日本を通さずに欧米で売るという貿易形態。為替動向や国内景気の影響を受けないため、安定した収益が期待できるのが魅力だ。

前述のとおり、メーカーの商社離れが進んでいる以上、今後は単なる輸出の増大は見込めない。その意味でも、各社はこの三国間貿易に力を注いでいる。

■分社化で専門特化容易に、マルチメディアに進出中
各社はすでに分社化の動きを進めているが、これにより、個々の専門分野に特化したスムーズな意思決定を行えるように努めている。
 
こうした背景もあり、商社の事業領域は大きな広がりを見せている。すでにマルチメディアの市場にも進出しており、ケーブルテレビ事業、衛星デジタル放送事業、インターネット上のバーチャルモール事業などがスタートしている。
 
さらに、今後は金融の分野にも拡大の波は達しそうだ。金融市場をめぐる一大規制緩和により、参入の障壁が取り払われるため、新規参入の動きが出て当然である。いい人材を世界中から集め、いきなりトップレベルに躍り出る商社系金融機関が近く登場することになるかもしれない。

■小売りに進出、物流の合理化も進展
専門商社の世界にも変化が訪れている。小売店のメーカー直取引が増え、単なる「卸」の存在価値はなくなり、流通過程での何らかの付加価値を創造することが求められている。
 
たとえば食料品の分野でも、卸商社の数が激減する中、単なる卸しから脱皮し、販売促進、サプライチェーンマネジメント、業態開発など小売りのトータルサービスを提供する動きも出ている。また、数社が手を組んで物流システムを合理化し、得意先であるスーパーやコンビニエンスストアに品揃えの良さをアピールする動きも活発化しており、特に専門商社では規模よりも収益性、事業の質が問われる傾向が強まっていく。

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「総合」商社も、各社の強みに特化して戦う時代に

「SOGO-SHOSHA」は、実は国際語である。単なる仲介機能を持った「Trading Company」ではなく、市場にはりめぐらせた拠点網を生かした情報ネットワーク、取引先相手に行う金融機能など、多くの機能を持つことで、自ら世界中で大型プロジェクトを主催し、市場を開拓。他に類のない国際組織として、総合商社は、長年成長してきたのである。

しかし、情報ネットワークの発達などさまざまな要因から、その付加価値の部分を多くの顧客が、自ら手がけるようになってきている。つまり、今まで通りのビジネスでは、大きな伸びも利益も望めなくなってきているということである。その市場のリーダーとなれるだけの情報量・取引量を持つアイテムに絞り込んだ、本当の付加価値提供が、各社ともテーマになっている。
 
「ラーメンからミサイルまで」の総合性が問われた時代から、低成長時代に対応した「ONE&ONLY」分野の拡大に視点が移りつつある現在。各総合商社は、事業の統廃合を進め、さらに各社の個性を強めた、新しい「総合」の形を模索していくことになるだろう。

ソース: みるみるわかる業界研究2003

by shosha-man | 2006-04-28 17:35 | 商社業界
2006年 04月 27日

「経営戦略考-日経記事から毎日学ぶ経営戦略の原理原則」

2000年4月30日 通巻192号
「総合」が商社の武器 >

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■■■   「総合」が商社の武器
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━━━━━━━━━━━━ 日本経済新聞 2000.4.30【13版7面】━

◆「総合性こそが勝ち残りの最大の武器になる」。

◆電機、化学など“総合”の看板は株式市場で評価されないケース
が多く、商社も例外ではない。

◆だが、三井物産の上島重二社長はこうした見方を即座に退け、
「情報技術(IT)革命が進むほど、様々な商品を川上から川下ま
で流通させる総合商社の力が再認識されるはず」と予想する。

◆もっとも、「ミサイルからラーメンまで」といわれた総花経営か
らは決別し、「商社の持ち味は、資金調達力を含む規模の信用力と、
顧客のあらゆる課題に対応できる懐の深さにある」と強調する。

◆「市場と顧客から選ばれる商社であり続けるためには、総合性を
弱める経営はしない」と宣言していた。

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 経営戦略考コメント ━

●確かに昨今のビジネス界では「総合」に対する評価は低い。記事
では「電機、化学など」とあるが、小売業における百貨店の凋落も
「総合」の限界を露呈する結果とみることができる。

●しかし実は、「総合」であるかないか自体に意味はなく、ポイン
トはビジネス自体に存在価値や競争力があるかどうかということだ。

●「総合」が評価されないのは、「個別」で勝負すると「専門」に
はかなわないからだ。中途半端な「個別」を「総合」しただけでは
存在価値や競争力の向上につながらない。

●しかし「総合」の強みがなくなってしまったわけではない。ワン
ストップですべてのニーズを満たせるのは強みだ。現在勢いのある
コンビニエンス・ストアも、品揃え的には「総合」へ向かっている
ように見える。

●また、「総合」の看板を捨て、製品やサービスを絞り込んだ上で、
企業の総合力をもって顧客のニーズに対応するという「総合」のあ
り方もある。今回の記事には「総花経営からは決別」とあるから、
三井物産の進む方向はこのパターンのようだ。

●こう考えていくと、「総合」と「総花」は異なるということがわ
かる。コンビニエンス・ストアにしても、いろいろな分野の商品が
あるとは言え、売れ筋商品に絞り込んだ品揃えであり、「総花」で
はない。

●三井物産の上島社長は「総合性」こそが自社の強みであると明言
している。それは決して「総花」ということではない。「総合」で
なければ持ち得ない存在価値や競争力を発揮する戦略があるからこ
その発言と受けとめたい。

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■■■ 今日の教訓 ■■■
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「総合」と「総花」とは異なる。自社としての存在価値や競争力を
トータルで十二分に発揮するあり方が「総合」であり、存在価値や
競争価値の劣る商品・サービスを数多く揃えることが「総花」だ。

by shosha-man | 2006-04-27 17:28 | 商社業界
2006年 04月 26日

仕事ガイド

<即席ラーメンから人工衛星まで、ありとあらゆるものを商売に!世界を舞台に活躍するビジネス戦士>

こんな人にぴったり↓
「商売」に興味がある人。今まで経験したことのない問題に対しても、自分なりに解決策を見いだそうという姿勢のある人。リーダーシップや、やると決めたら即実行するフットワークの軽さも大切だ。

なれるためのポイント↓

<総合商社と専門商社>
商社には、インスタントラーメンから人工衛星まで何でも取り扱う総合商社と、ある特定の分野の品目に強みを発揮する専門商社がある。総合商社は、伊藤忠商事、三井物産、三菱商事、住友商事、丸紅、日商岩井、トーメン、ニチメン、兼松の9社。「商社マン」とは、一般に総合商社の社員をいう場合が多い。

<入社試験の内容は?>
筆記試験+3~4回の面接試験、というのがオーソドックスなスタイル。面接のウエートが大きく、筆記試験は内々定が出た後、形式的なものだけという会社もあるほどだ。面接での選考のポイントは各社さまざまだが、最近はこれといった特徴のない優等生タイプより、一芸に秀でた個性的な学生を評価する傾向があるようだ。

こんな仕事↓
<海外営業だけが商社マンの仕事ではない!>
国際電話とテレックスを駆使して、海外の取引先との商談をバリバリまとめる、というのが商社マンの一般的なイメージ。しかし総合商社でも、社員の半数以上は国内での商取引やプロジェクト関連の仕事をしている。ビジネスレポートの作成や他のセクションとの会議も多く、華やかなイメージと違って意外に地味な事務処理が多いのも、商社マンの一面だ。

将来はこうなる↓
<将来は関連会社の社長になるというコースもある>
最近、総合商社はヒト・カネ・モノを投入して新規事業を切り開く「事業投資型」ビジネスに力を入れている。日本初の衛星デジタル放送サービス会社「スカイパーフェクTV」には、伊藤忠商事など総合商社4社が参画。若くて有能な人材を経営陣に送り込んでいる。今後、この手の新会社設立はめじろ押し。経営者になりたいきみなら、総合商社でビジネスのセンスを磨き、将来は「社長」になることも夢ではない。

待遇・勤務条件↓
総合商社の大卒初任給は19万5000円前後で、民間企業でもトップクラス。専門商社の場合も、大手総合商社並みの給与レベルのところも少なくない。 中堅以上の商社は、週休2日制を導入している会社がほとんど。忙しいときでも休みはきちんと取る人が多い。ちなみに残業は、取引国との時差の関係で深夜に及ぶこともある。

大きく分けると、国内勤務と海外勤務の2つ。海外勤務は治安のよい先進国だけではないので、97年のペルー日本大使館占拠事件のような事件に巻き込まれる恐れもある。

結婚を機に退職する女性は減っているが、商社はやはり男性中心の世界。給与面での格差も依然残っているようだ。

ソース:将来の仕事 完全ガイド

by shosha-man | 2006-04-26 17:18 | 商社業界
2006年 04月 25日

商社勤務

<仕事内容>
世界を相手に様々な原料・商品を取り引きする。天然資源の乏しい日本では、輸入した原材料を加工・製品化し、それを輸出することで経済が成り立っています。そのなかで大きな役割を果たしているのが、世界中にネットワークを張り巡らせ、いろいろな原料や商品を輸出入する商社です。その商社で、今何が必要とされているかを探り、いち早く売買に結びつけるのが商社営業部員です。

取り引きする商品は、衣料、食料、機械、薬品などバラエティーに富み、その種類は膨大な数に上ります。特に最近は、エレクトロニクスやバイオテクノロジー製品、通信衛星事業などを担当するスタッフが増えています。
 
また、世界各国と様々な商品を取り引きする大手商社は、商品の輸出入ばかりでなく、海外資源の開発や、外国企業への投資なども積極的に行っています。


<生活と収入ハードな仕事に見合った高収入>
仕事があれば地球のどこへでも飛んでいくのが商社営業部員です。そのため先進国ばかりでなく、治安の不安定な国や生活環境の厳しい国などにも、出張や赴任で出かけることもあり、人生の大半を海外で過ごす人も少なくありません。
 
このように仕事がハードな分、給与はほかの職業よりもやや高めです。大手総合商社の大学卒の初任給は、約19万7000円と一般企業並みですが、海外赴任の際は、駐在手当として様々な特別手当が支給されるなど、一般的には仕事に見合った収入が十分保証されています。


<ふさわしい人バイタリティーやチームプレーが財産>
商社営業部員に求められるのは、まずバイタリティーや何事にも前向きに対処できる行動力です。見知らぬ外国で、たとえ語学に自信がなくても、体当たりで商談をまとめ上げるくらいのファイトのある人でなければ、実績を上げることは難しいでしょう。そして、どんな状況にも柔軟かつ素早く対応できる力も必要条件と言えます。

そのほか、チームプレーで商談をスムーズに進めるためには協調性も欠かせません。 ページの先頭へ


<就職状況大手商社への就職はかなり難関>
世界を舞台に活躍できる商社には、例年、就職希望者が殺到し、特に大手総合商社はかなりの難関です。注目すべきは、女性の採用が増加傾向にあることです。広報や人事などのスタッフ部門、営業補助職などのほか、最近は総合職として入社し、営業の第一線で活躍する女性も増えてきました。


<将来展望技術系の採用が増加傾向に>
現代の商社では、情報、技術、金融など、ソフト分野のウエイトが増しています。そのため採用の傾向も理工系学部出身者の割合が高くなるなど、変化しつつあります。今後もこの傾向は続くと考えられ、また、これまで以上に能力がシビアに問われることになるでしょう。


<こうすればなれる・資格なるためチャート>
在学中から専門知識や教養を身につける。商社の採用試験で重視されるのは、行動力や語学力です。経済学系、経営学・商学系、法学系学部出身者の採用が多いですが、英会話の実力をつけておくとなおよいでしょう。日商ビジネス英語検定試験に合格していればかなり有利です。

また、エレクトロニクスや通信衛星など、先端技術を駆使した工業製品や通信事業を手がけることが多くなるにつれて、理学系、工学系学部出身者の採用も増加傾向にあります。特に、基礎研究より、応用研究を専攻した人の方に実績があるようです。
 
いずれにしても、商社の採用試験は高倍率なので、在学中から国際政治、経済、歴史などを十分に勉強し、実力をつけておくことが大切です。

ソース:Benesseマナビジョン

by shosha-man | 2006-04-25 17:14 | 商社業界
2006年 04月 24日

実は商社マンは英語はヘタクソ

●海外特派員も英語力はまちまち
一般に、商社などで海外との取引業務についているビジネスマンは、流暢に英語を話しているように思われているが、必ずしもそうではない。商社に勤めていた私の経験からも言えるが、商社マンの英語は上手とは言えない、というより、はっきりいってヘタクソだ。

また知り合いの通信社の記者によれば、海外支局に勤務する特派員といえども、誰もが高い英語力を持っているわけではないようだ。その知人自身は経済部に籍を置いているのだが、海外に何人もいる彼の同僚記者の中には、彼よりも英語力の劣る人間が何人もいると話してくれた。

「仕事のできる特派員が、必ずしも語学力のある人間ということでは決してないんです。仕事の大事な局面では自分なりの英語を使って取材しますが、現地スタッフの協力を得た方がうまくいくことも多いのです。概して自分の英語力に頼ろうとする記者の方が、評価が低いことが多いくらいです」

●英語力の評価はビジネス上の評価につながらない
この話しを聞いて、私は多少意外な感じを受けたが、「現場で実際に使われる英語」という点では、商社と似たような状況を抱えているのかもしれないと思ったものだ。

商社マンといえども全員が英語を話せるわけではない。しかし、重要な点は、商社マンの英語がヘタクソだからといって、彼らが英語を使えないのではないということだ。むしろ、現場の英語を実感している商社マンは、どの程度の英語を使えば通じるかをよく知っている。だから商社では、TOEICに頼るだけではない。世間で言われるような英語力の評価が、決してビジネス上の評価につながるものではないことも知っているからだ。

商社マンにとっては、世間的に評価の高い英語よりも、ビジネスの現場を通して、より実践的な英語を身につけることの方がはるかに大切なのである。

ソース:パン・ネーションズ・コンサルティング・グループ

by shosha-man | 2006-04-24 17:15 | 商社業界
2006年 04月 23日

商社の総合化プロセスとその成果

総合商社は日本の経済成長とともに発展を遂げ、特に高度成長期を経て現在の九大商社体制が整った後は、ほぼ一貫して売上規模の拡大と活動の多様化を進めてきた。しかし、それから約20年を経て、近年総合商社の売上高が停滞し、収益率も低下している。

本研究では、商社が総合化した結果、収益構造がどのように推移したか、また現在の業績低迷の要因はどこにあるのかを分析する。

具体的には、商社の総合化が進められた過程、その結果としての現在の業績、機能を専門商社との比較を含めて調べ、何が業績悪化につながっているのかを分析した。また、総合商社の新事業展開の現状を調べ、それが収益率の向上につながっていないのはなぜかを考察した。

その結果、総合商社の取引きが依然として高度成長期以降衰退している重化学工業、素材産業中心で、その売上高に占める比率が上昇し続けているのに対し、収益率は低下傾向にあること、即ちサービスの高付加価値化を目指しながらも全体としては“薄利多売”の傾向を強めていることが分かった。そしてその様な収益構造を変革するためには、国内に於ける新事業の開拓と、海外の成長経済圏に於ける商社業務展開の強化を進めるべきであると提言した。

濱崎百合子1993
 

by shosha-man | 2006-04-23 17:12 | 商社業界
2006年 04月 22日

日本と韓国における総合商社の比較分析

韓国の総合商社は、1975年に政府の輸出主導政策によって設立され、その後、新市場の開拓による海外資源開発参与など、韓国の経済成長に大きな役割を果たしてきた。しかし、1980年代半ばから、政府の総合商社に対する支援制度の縮小または撤廃により、総合商社の機能が劣化している。

そして、競争力がはるかに優れている日本の総合商社に対する貿易業の開放実現により、ますます、韓国の総合商社の営業活動が萎縮され、政府の支援および総合商社自らの自救努力が求められている。

本研究では、韓国の総合商社のモデルでもある、日本の総合商社の競争力を韓国の場合と比較・分析し、韓国の総合商社における機能の強化方案、そして、経営の合理化方向に対して模索した。

具体的には、日韓両国の綜合商社における競争力の分析として、経営能力、金融能力、物流・還送能力、組織力および国際化能力に関して考察した。

その結果、商社機能の多様化と総合化の推進、中長期ビジョンの確立、海外交杜と商品の分布の地域別分散、流通機関としての専門性の増大、海外資源開発プロジェクトヘの積極的な参与、そして、最後に競争力を高めるためには、総合商社の内部的な側面からの、経営の合理化方向として、情報管理の合理化、マーケティング能力の強化、財務部門の活性化、人材開発および管理の合理化、企業グループとの関係改善などを進めるべきであると提言した。

申宰薫 1995

by shosha-man | 2006-04-22 17:03 | 商社業界
2006年 04月 21日

就職戦線異状名無しさん



702 :就職戦線異状名無しさん :2006/09/19(火) 08:13:15
ここは低レベルの煽りを繰り返す馬鹿者で溢れているが、自信を持って夢を追い続けて欲しい先輩として心の底からそう思う

正直入社後の世界は今想像している以上に厳しいと思うよ
裸踊りとかそんな妄想の産物は皆無だが、仕事に対する姿勢という意味で本当に厳しい
最初の3年間は怒られてばかりで嫌になると思う

それでも商社の門を叩くお前らには夢を持ち続けて頑張って欲しい
紅忠ならず財閥系においても、最近は業務上のストレスに耐えられずに5年もしないうちに辞める人間が多い。もちろん5年間の経験で、これが自分に向いていないと悟り、別の方向性を探る為というならそれも良し。ただ、地道な努力、汗を流す事無くして大事は成し遂げられぬという事は、どの世界に行っても同じ

だからお前らにはロマンを持ち続けて、2ちゃんの煽りや入社後の周囲からのプレッシャーなんかに負けないように、立派でカッコイイ商社マンになってほしい

以上、


703 :702:2006/09/19(火) 08:14:51
やべ ちょっと熱くなり過ぎたかな
さてと、適当に仕事すっか


758 :就職戦線異状名無しさん :2006/09/19(火) 21:03:37
商事蹴りの物産、住商蹴りの伊藤忠とかはたまに聞くけど、
それ以外ってほとんど聞いたことない。
双日や豊通に至っては受けてる奴すら知らん。


759 :就職戦線異状名無しさん :2006/09/19(火) 21:32:34
しばらく前から商社5位って豊通でしょ
時価総額で紅にかなり差つけてるはず
うちの大学じゃ4大+豊通って併願が多かったが


760 :いろいろ :2006/09/19(火) 21:39:08
キャラや価値観、人生観が合えば商社=勝者で面白いと思う。
人好き、酒好き、仕事好きなら、さらにウッテツケ。
オレは卒業近いけど、ガンバレよ前途遥かな諸君!


765 :就職戦線異状名無しさん :2006/09/19(火) 22:44:54
非財閥行くくらいなら隠れた財閥(トヨタグループ)の
中心企業である豊田通商のがいいって価値観は普通
実際、豊通商と非財閥のw合格者は半分以上が豊田通商に流れてるらしい


779 :就職戦線異状名無しさん :2006/09/20(水) 04:06:58
MMのどっちかの新人だがなんか質問ある?
今日は会社休みもらってるから何でもしばらくなら答えるよ。

ただし煽りは無視します。
ちなみに就活時は、丸紅まで5大商社全部内定もらったから、
商社の事はかなり詳しいです。友人も同業が多いので。


780 :就職戦線異状名無しさん :2006/09/20(水) 04:09:48
>>779
やっぱ忠は見下してますか?おいらは忠内定者です。


781 :779:2006/09/20(水) 04:15:51
見下す?ありえないよ。
ただ、会社の実力は全然違うと思うけど。
社風も全く違うよ。


784 :就職戦線異状名無しさん :2006/09/20(水) 04:26:22
伊藤忠の社員と飲んだりすることありますか?


785 :779:2006/09/20(水) 04:27:55
>>784
あるよ。同期の友人とはたまに飲むし、
先輩の同期(海外駐在が一緒の国だったらしい)とも
飲んだことがあるよ。


786 :就職戦線異状名無しさん :2006/09/20(水) 04:31:33
779さんへ。
5大商社受けた時、履歴書の書き方はだいたい同じでしたか?
それと、会社の印象とかありますか??


787 :就職戦線異状名無しさん :2006/09/20(水) 04:38:17
それぞれの会社(5大)の違いを教えて下さい。それぞれの社員の雰囲気など。お願いします。


788 :779:2006/09/20(水) 04:39:52
書き方?
うーんそりゃあ、会社の志望動機は少しづつ変えたかな。
ただ、根本的な事(やりたい事)は変えなかったけど。

印象?個人的な印象でよければ、以下の通りかな。

商事→スマート。紳士。組織的(悪く言えば軍隊)。転職ウケは圧倒的。育てる文化。
   ファイナンスに強い人材を育てようとしている。
物産→自由闊達。勝負師。器でかい人多し。自社愛している人多し。営業力あり。
住商→官僚的。なんだかんだで堅実。いい人多い。コンプレックスと自信の両方を持っている人多い。(商事物産を意識
   している)
伊藤忠→アグレッシブ。関西気質。組織よりも個人。あぶなっかしい。
    繊維ダントツ。勢いあり。管理部門の人材弱い。
丸紅→ごめん、あまりよく分らない。。


789 :779:2006/09/20(水) 04:41:17
>>787
上に書いた感じでいいかな?


790 :787:2006/09/20(水) 04:43:09
はい、ありがとうごいます。自分も来年から商社に行くものですが、
接待で裸踊りなどの話はほんとうですか?あと、いままでにあった
理不尽なことはなんですか?

稚拙な質問ですが、気になるので教えて下さい。


791 :就職戦線異状名無しさん :2006/09/20(水) 04:45:04
なるほど、779さんサンクスです。私25歳の早稲田院でちょっとギリなんですが
ファイナンスはできます。あと何か言った方がいいこととか、注意すべきことはありますか?


792 :779:2006/09/20(水) 04:47:55
接待で裸踊りについては、まずないと考えていいよ。
お客さんが喜ぶならば、やるケースも「ありうる」
というくらいのもの。

この辺は対面業界によって全く違うね。
だいたい分るでしょ。

理不尽な事はいっぱいあります。
これは投資銀行行こうが、コンサル行こうが、
どこでもあります。雇われ労働者である限り。
つまり組織の為に働く以上、自分を犠牲にしなければいけない
シーンが多いという事。特に新人は。

ただ、そういうのを乗り越えて商社の人は実力をつけていくのも事実。
どんなことも前向きに捉えていける人なら商社は実力つけていけるっていうのを
俺自身も確信しています。


793 :779:2006/09/20(水) 04:50:24
>>791
早稲田院か。
俺も実は理系院卒です。

25歳?全然ぎりぎりじゃないよ。
年齢は全く関係ありません。
ファイナンスは入る前は出来なくてもいいけど、
入ったら事業投資関係の仕事では確実に必要になってきます。


794 :779:2006/09/20(水) 05:00:29
もう質問終わりかな?
まあ、このスレでも色々言われているけど、
未来は明るいと思うから、楽しいよ。
何より社員が生き生きと働いているから。


795 :就職戦線異状名無しさん :2006/09/20(水) 05:02:52
779さんサンクスです。「年齢関係ない」でそれならいける可能性が出てきた
というか。ホッとした感じです。
コーポレートでもいけそうですが、やはり営業や一つのモノを扱うのも面白そうですね。
ところで、仕事お休みでこんな時間に起きているんですね。
就活が近づき、たまにここを見るんですが、いいときにいい方がいてくれて良かったです。
たまに見ていますので。


796 :779:2006/09/20(水) 05:06:44
さっきまで飲んでてなんだか寝れなかったもので。
コーポレート向き営業向きははっきり別れるものなので、
自分がどっちなのか考えて志望した方がいいよ。

配属間違えると本人にとっても会社にとっても不幸なので。
ただ、会社も実はよく見ていて、同期見ててもだいたい向いてる方に
配属されている気はするけどね。


797 :就職戦線異状名無しさん :2006/09/20(水) 05:10:13
>>779
あんた親切でいい人だな。このスレの9割は商社は合コンがどうたらとか
金がどうたらとか内定者もアンチもレベル低かったからな。
で、ちなみに合コンではもてますか??


800 :779:2006/09/20(水) 05:15:20
そんなおまえも気にしてるじゃないか(笑)
まあ、内定者時代は俺もそういうの気になったから気持ちは
よくわかるよ。

合コンでもてるかもてないかは人次第。これは大前提。
ただ合コンの誘いは異常に多いしモテる奴が多いよ。
当然ステータスで寄ってくる女が多いってのも理由の一つだけど、
そもそもモテるタイプが多い気がする。

まあ女には困っていないよ。本当の事をいうと。


801 :就職戦線異状名無しさん :2006/09/20(水) 05:16:52
779さん。ほうほう。だんだん詳細になってきましたね。
実は、ファイナンスはできて、一旦はコーポレートで内定までいって、
配属決めるときに、営業というずるいことを考えていたところです。
転職も、部門で転職先を決めるものですよね。
レスが早いようで目ぱっちりなようですね。私は、もう目がとろ~んとして
これ打つのも遅いです。何かP.Sみたいなものでお願いしますね。


802 :779:2006/09/20(水) 05:21:22
>>801
さては女の子ね?
もう寝たら?笑

ファイナンスが出来るのは内定の決定打にはならないから、
あんまりそればかりアピールするのはよくないと思うよ。
あと、やりたい事を訴えて内定を勝ち取りなさい。

なぜなら配属は、面接の発言や評価等も全て加味されて決められるので。
自分の適性とやりたい事をよく考えて素直にアピールするのが正解。

by shosha-man | 2006-04-21 22:22 | 2ちゃんねる