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2006年 07月 07日

住商エレクトレード(株)の設立

住友商事株式会社(社長:岡素之)は、電子取引時代に対応した市場トレードのプロフェッショナルを養成する為の専門会社、住商エレクトレード(株)を設立した。 同事業は、欧米では、アーケード型プロップハウスと呼ばれ、金融や商品の先物取引がフロアブローカーと呼ばれる場立ちを経由して行う形態から、取引端末を経由した電子取引に移行する流れの中で、シカゴやロンドンを中心にここ数年で大きく成長している事業形態である。

住友商事では、欧米の流れが我国にも波及しビジネスチャンスがあると考え専門会社の設立に踏み切った。住商本体では、商社の強みを活かして現物商流を扱う当業者として長年国内外の先物市場には参入しているが、現物ビジネスとは無関係にあくまでも投資ビジネスとして電子トレード市場に参入するのは初めて。対象市場としては、設立当初は日本国内での電子先物市場とし、随時システム環境が整い次第、ロンドン、シカゴ、ニューヨーク等海外の商品・金融先物市場、外国為替市場、現物株を扱う証券市場へと取扱い範囲を拡大していく方針。また、設立時は自己ディーリング事業から開始し、ディーラー養成事業へと展開していく計画。また、次世代の戦略として、極力人間の売買判断を排除したプログラム売買、アルゴリズムトレード等のハイテク分野にも参入していく計画。

現在市場取引に必要な会員資格等の取得、発注から会計処理まで全てコンピュータで一本化した処理を行う自前システムの開発を進めており、事業開始予定は、今年10月としており、事業がフル稼働する来年度は税後純益2億円を目指す。

by shosha-man | 2006-07-07 15:48 | 住友商事


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