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2006年 11月 30日

「ペット保険」販売開始

2006.03.17

三井物産株式会社(本社:千代田区、以下三井物産)は、100%出資子会社の保険代理店である三井物産インシュアランスアンドコンサルティング(本社:千代田区、以下MIC)、アリアンツ火災海上保険株式会社(本社:港区、以下アリアンツ火災海上保険)の3社で共同開発を進めてきた「ペット保険」の販売を4月1日より開始することになりました。アリアンツ火災海上保険は、日本の損害保険会社として初めて「ペット保険」の認可を取得しており、「ペット保険」において、金融庁の事業認可を受けた保険会社の直接参入は国内で初めてとなります。

アリアンツグループは、本社をドイツ(ミュンヘン)に置く、世界最大級の保険・金融サービス事業会社です。世界70ヶ国以上で事業を展開しており、英国の子会社「Pet Plan Ltd」はペット医療保険分野でトップシェアを占め、高い信頼性と充実した顧客サービスによって大きな成功を収めています。今回、認可取得したペット保険は、アリアンツ火災海上保険と三井物産グループが、英国「Pet Plan Ltd」のペット保険をベースに、日本のペットオーナー向けに共同開発したもので、犬・猫を対象に疾病・傷害の治療費用と、ペットに起因した第三者に対する賠償責任を補償します。医療保険型で死亡は担保せず、保険料は犬猫別、純血種や雑種、年齢等によって設定されます。填補割合は、50%、70%、100%を予定しております。

三井物産は、ペット飼育率の上昇とより家族に近い存在となっている飼育形態の変化により、ペットの医療保険は今後も増加すると見込んでおり、既に手掛けているペット関連事業(ペットフード、ヘルスケア等)との連携も視野に入れております。三井物産はMICと共同で販路開拓、マーケティングに注力します。

今回発売する「ペット保険」の大きな特徴は、ペットの皮下にマイクロチップを埋め込み、専用リーダーでデータを読取る個体識別法を推奨していることで、ペット保険としては初めての試みです。マイクロチップは、新しい動物愛護の手法として関係者より大きな注目を集めており、今回の「ペット保険」の販売を期にマイクロチップの普及促進が期待されています。

近年のペット飼育形態の変化は著しく、犬においては、今までの室外飼育・雑種・番犬のイメージから、室内飼育・小型純血種が主流となり、猫は室内飼育が大半を占めています。このように、人間とペットの距離は急速に縮まり、ペットと共生するという欧米型のライフスタイルが一般的となってきています。

日本ペットフード工業会の調査では、2005年10月現在、日本国内の犬と猫の飼育頭数は約2,500万頭にのぼるといわれており、ペットフードや動物医療の進歩によって、ペットの寿命は確実に伸びています。

今後はペットに対する医療面でのケアがますます盛んになるといわれていますが、現状ではいわゆる「根拠法の無い共済」を運営する団体がペット共済を提供するにとどまっています。近年のペットブームにより、ペット医療補償商品への注目が高まり、無認可ペット共済への加入件数は推定25万件を超え、前年比では150%超の増加を続けています。

三井物産グループとアリアンツ火災海上保険は、より大きな「安心」を契約者に提供することを目指し、今般認可された「ペット保険」の販売に取り組みます。

by shosha-man | 2006-11-30 20:04 | 三井物産


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